「いい朝時間でいい一日をはじめたい」
そんな気分にはやっぱりコーヒーという方も少なくないのではないでしょうか?
奈良にはなんと、焙煎技術の日本一を決める“ジャパンロースティングチャンピオンシップ2018年”で優勝した焙煎士がいるコーヒーショップがあるんです…!
スペシャルティコーヒー専門店「ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY(ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー)」で、コーヒーの知識を深めながら、お気に入りの珈琲豆を探してみませんか?
わたしはここでコーヒーの概念が変わりました。
(Photo&Text/合田 紗規)
「ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー」のはじまりは創業45年のコーヒー屋
奈良で1974年から続くコーヒー屋・路珈珈が運営している「ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY(ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー)」。
スペシャルティコーヒーをより日常のスタンダードにしたいという強い想いで、2代目であり、焙煎士でもある井田浩司さんが、2017年に焙煎がメインの「ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY(ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー)」をOPENしました。
車でのアクセスが便利で駐車場も完備されているので、大阪や京都から毎月家族で来られるお客さまもいらっしゃるとのこと。
そもそもスペシャルティコーヒーって?
井田さんに出会うまで意識したことがなかったスペシャルティコーヒー。
みなさんはどういうコーヒーをそう呼ぶのか、ご存知でしょうか?
コーヒー豆の世界にもランクがあり、スーパーなど量販店で販売されているものを“コマーシャルコーヒー”、ブルーマウンテンやキリマンジャロのことを“プレミアムコーヒー”と呼ぶのに対し、風味評価基準が80点以上で世界に5~7%ほどしか流通していない貴重なコーヒー豆のことを“スペシャルティコーヒー”と呼ぶのだそう。
品種はもちろん、栽培された地域や農園、生産処理によっても風味の違いがはっきり出るのがスペシャルティコーヒーの魅力のひとつだと話してくれました。
「ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー」で見て、聞いて、飲んで、選ぶ楽しさ
「ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY(ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー)」の良さは、豆のクオリティと焙煎にこだわったコーヒーを全て試飲して、飲み比べてから購入できるというところ!
自然の作物なので入れ替わりはありますが、常時約16種類のコーヒーを試すことができるんです。
カウンターにずらずらっと並んだコーヒーたち。
それぞれのカードには産地はもちろん、農場の場所や農場主の名前、味の傾向まで記載されていて、「どんな人がどんな思いで育てたコーヒー豆なんだろう」なんて思いを馳せながらじっくりゆっくり、コーヒー豆に向き合うことができます。
「選ぶ基準がわからない」「コーヒー初心者だけど…」という方も安心してください。
「ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー」のスタッフの方が好みを聞いて、とっても丁寧にアドバイスをしてくれますよ。
月替わりのブレンドコーヒーとコーヒースイーツも
コーヒー豆の購入だけでなく、店内でも淹れ立てのコーヒーをいただける「ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー」。
今回わたしは月替わりの“珈福ブレンド”と、コーヒーの風味を損なわないよう考え抜かれた甘さ控えめの“コーヒー羊羹”をいただきました。
飲む温度帯によって酸味や甘みがどんどん変化していく1月限定の“珈福ブレンド”。
変わりゆく2019年をイメージして作られたんですって…!素敵ですよね。
月替わりのブレンドはバリスタのコンペで選ばれる時もあるそうで、まさに「ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY(ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー)」でしか出会えない味なのです。
2月はバレンタインデーにぴったりなCHOCOLATE BLEND(ショコラブレンド)が登場。一ヶ月しか販売されないというプレミアム感…何度も行きたくなってしまいます。
「ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー」のスペシャルティコーヒーを日常に
豆の仕入れや農園の方たちとの関係性作りのために現地に行くこともあるというほど、スペシャルティコーヒーに強いこだわりを持つオーナーの井田浩司さん。
この方こそ焙煎技術の日本一を決める“ジャパンロースティングチャンピオンシップ2018年”で優勝した焙煎士なのです!日々焙煎に向き合い6年間大会に出場し続け、90人の焙煎士の中からついにチャンピオンになられました。
そしてこちらが井田さんが実際に使われているアメリカ・LORING社の焙煎機。
多い日には一日に100㎏ものコーヒー豆を焙煎しており、ガラス張りの店内からその様子を見られることもあるそうですよ。
湿度、時間等細かな条件によって左右される焙煎具合。色、香りを見極めてコーヒーの個性を生かす焙煎を心がけているとお話してくれました。
その酸味は本物?コーヒー豆もフルーツって?!
「コーヒーは好きだけどコーヒーの酸味がどうも苦手…」だったわたし。
実は酸味には“劣化から起きている良くないもの”と“素材由来の良いもの”があり、本来コーヒー豆はさくらんぼのようなコーヒーチェリーの種を取り除いて焙煎しているから、フルーツのような酸味・甘味を感じるものなのだそう。
その良い酸味というのを初めて体感したのが、「ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY(ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー)」で焙煎されたコーヒーを飲んだ時でした。
わたしのようにコーヒーの酸味が苦手という方や、こだわりを持つ方へのギフトにも。豆だけでなく、ドリップバッグやカフェベースも販売されています。クラフトのパッケージもお洒落できっと喜ばれるはず。
思わず知識や背景を話したくなるスペシャルティコーヒー。
本当のコーヒーに出会いに来てみませんか?
ROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY
【ロクメイコーヒー トミオ ロースタリー】
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜
Web:https://www.rococo-coffee.co.jp/
住所:奈良県奈良市三碓7丁目29-1
おまけPHOTO
カウンターに置かれている“ジャパンロースティングチャンピオンシップ2018年”賞状とトロフィー。
エルサルバドル産のスペシャルティコーヒー豆を使用した、コーヒー専門店がつくる贅沢な羊羹。イートインも可能。
焙煎前のコーヒー豆。コーヒー豆の個性に合わせて焙煎時間を決めるとのこと。
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