旅先って足、疲れますよね?むくみますよね?
そんな時にオススメしたいのが【足湯】。メイクや着替えを気にしなくていいし、安く(または無料)で入れます。私も取材の合間に何度お世話になったことか…。
鹿児島でも有数の温泉地である霧島エリアには、ぱっと思いつくだけでも10カ所を超える足湯が存在します。そんな足湯天国霧島の中から、5つの足湯をご紹介!
(Photo&Text/上村杏奈)
鹿児島の空港には天然温泉の足湯があるんです!
まずはコチラ、鹿児島の空の玄関口「鹿児島空港」。そうです。鹿児島空港はとてもめずらしいことに、足湯がある空港なのです。
足湯があるのは国内線ターミナルビルの3番玄関横。近隣の温泉地からタンクローリーで運んだ温泉を使った足湯イベントが好評を博したことをきっかけに、足湯の常設が決定。
国内線ターミナル前駐車場の地下を泉源とする国内空港初!の天然温泉を使用した足湯が設置されました。利用は無料、天然温泉掛け流しです。しかも泉質は美肌の湯の代表格として知られる「炭酸水素塩泉」。スバラシイ!
私のお気に入りポイントはこの手湯。
足湯よりさらにお手軽ですし、手荒れに悩む私の強い味方なんです。美肌の湯にゆっくり浸かった後はサラサラになる…気がしています。
ちなみに、鹿児島空港は駐車場料金が入庫から3時間まで無料。フライトの予定がなくても、足湯のためだけに足を運ぶってのもアリです。
歴史好きはぜひ「塩浸温泉龍馬公園」へ!
鹿児島空港から車で15分ほど行った先にある「塩浸温泉龍馬公園」が次にオススメしたい足湯スポットです。
坂本龍馬がお龍を連れて霧島を訪れた際に、最も長く逗留した場所が塩浸温泉。龍馬が寺田屋事件で負った傷を癒したとされる温泉を引いた足湯は、日本最初の新婚旅行に訪れたという龍馬とお龍の仲睦まじさにあやかって「縁結びの足湯」と名付けられています。
「縁結び」と言われれば入らずにはいられない系妙齢女子なので、霧島の緑を眺めながらちょっと一息。こちらも無料で利用OK。
すぐそばを流れる石坂川のせせらぎも相まってかなりヒーリング度高め。は〜ステキな縁が結ばれますように…!
霧島観光の拠点「霧島温泉市場」で舌鼓うちながら足湯体験
塩浸温泉龍馬公園からさらに車を走らせること20分。
到着したのは霧島観光の拠点ともいえる「霧島温泉市場」です。
ここは、食事処や物産館、観光案内所を備えた複合施設。霧島らしくこちらの広場にも足湯アリ。(1回大人100円、子ども50円※タオルは無料で利用OK)
ここでは是非、足湯に浸かりながら温泉の蒸気を利用した「蒸し物」をいただきましょう! たまごやまんじゅう、スイートコーン、ウインナーソーセージなど…どれも美味しそう。
今回は人気ナンバーワンの温泉たまごが足湯のおとも。ほんのり黄みがかっていて、濃厚な味わい。身体の中にも温泉を取り入れている気分です。
こちらの足湯はちょっと浅めなのがポイント。まくりあげにくい服をチョイスしてしまった時にも利用しやすいですよ。
参拝前のお楽しみ!霧島神宮大鳥居そばの足湯
霧島観光の目玉といえば、霧島神宮の参拝ですよね。そんな霧島神宮の大鳥居のすぐそばにも足湯があります。ここまでは霧島温泉市場からさらに15分ほどの距離です。
こちらは無料で利用可能。地元の人も多く利用する温泉です。ほんのり香る硫黄が温泉気分を高めてくれるし、湯温はちょっと熱め(私好み!)
ここから歩いて参拝、となると結構大変なので、上の駐車場までは車で行くのが常なのですが、参拝前に足を休めて大鳥居をくぐり、霧島神宮を参拝するってのもいいかもしれません。今度チャレンジしてみようかしら。
オススメは夕暮れ時。「旅行人山荘」のとびっきりのロケーション
最後に紹介するのは、霧島神宮から車で20分ほどの場所にある温泉宿「旅行人山荘」。この足湯を最後に紹介するのには理由があって、是非夕方に訪れてほしいからなんです。
足湯があるのは、宿の駐車場から階段を降りた先。晴れた日には桜島を望む絶好のロケーションです。無料で開放されているので、宿泊者以外も利用可能(利用は日没まで)。霧島旅の〆に訪れるのにピッタリです。
ここではとびっきりの夕焼けを楽しめるので、今回も張り切って撮影に出かけたところ…
夕焼けどころか…!雨がふってきました…!背中の哀愁はいつもより2割増でお届けしております。まあ、“もってない”私が張り切るとこんなもんです。
しかしご安心ください。バッチリなやつ、お借りしました。
桜島、そして錦江湾、夕焼け! こんな絶景を、霧島の湯に浸かりながら体験できるなんて!なんと贅沢なことでしょう。秋から冬にかけては条件さえ合えば特に美しい夕焼けに出合えます。是非足を運んでみて下さいね。
湯めぐりならぬ、“足”湯めぐりをぜひ
霧島の足湯は個性的。湯量も湯音も景色もみんな違って、みんないいんです。どのスポットでも癒されること間違いなしなので、足元をめくれる洋服とマイタオルを手に、ぜひ足湯めぐりしてみてください。
鹿児島空港天然温泉足湯「おやっとさぁ」
【かごしまくうこうてんねんおんせんあしゆ「おやっとさぁ」】
営業時間:9:00〜19:30
定休日:なし
Web:https://www.koj-ab.co.jp/
住所:鹿児島県霧島市溝辺町麓822
塩浸温泉龍馬公園
【しおひたしおんせんりょうまこうえん】
営業時間:9:00〜18:00(温泉受付は17:30まで)、12月31日〜1月3日は9:00〜15:00(温泉受付は14:30まで)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
Web:http://siohitasi.web.fc2.com/
住所:鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606
霧島温泉市場
【きりしまおんせんいちば】
営業時間:8:30〜18:00(店舗により異なる)
定休日:なし(店舗により異なる)
Web:https://kirishima-marche.com/
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3878-114
あし湯 霧島
【あしゆ きりしま】
営業時間:10:00〜16:00(10月〜3月)、10:00〜17:00(4月〜9月)
定休日:12月30日、12月31日
住所:鹿児島県霧島市霧島田口2459-6
旅行人山荘
【りょこうじんさんそう】
営業時間:(足湯利用)〜日没まで
定休日:なし
Web:https://ryokojin.com/
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3865
おまけPHOTO
足湯スポットでは記念タオルの販売もあり。鹿児島空港天然温泉足湯「おやっとさぁ」オリジナルタオル(200円)、塩浸温泉龍馬公園オリジナルタオル(200円)
塩浸温泉龍馬公園足湯でも温泉たまご販売中。1個100円
霧島温泉市場の蒸し物のお気に入り。温泉まんじゅう(150円)。よもぎのおまんじゅうの中には、紫芋の餡が入ってます