こんにちは、フードコーディネーターの渡部和泉です。
『manimani cafe 旅するレシピ』では、日本各地の「おいしい!」を、作りやすくアレンジしたレシピとともにご紹介します。
見れば思わず作りたくなる、簡単でかわいくって、もちろんおいしい、ご当地レシピ。
全国を食べ歩く旅気分で、ゆるりとお楽しみくださいね。
※これまでの『manimani cafe 旅するレシピ』は、コチラからご覧ください
ピンクとグリーンのはんなりスイーツ
一日ごとに暖かくなり、桜の開花予報が気になる季節がやってきました。「今年のお花見はどうする?」なんて声も、聞こえてきたのではないでしょうか?
桜の名所として知られる京都には、その雅な美しさを楽しみに、多くの人が集まります。今回は、京都の名産品「お茶」を使った、お花見にぴったりのスイーツレシピをご紹介します。
桜の花びらが舞い散ったような寒天と、生のいちご果汁がたっぷりはいった白玉に、ほろ苦い抹茶がアクセント。ピンクとグリーンの組合せがかわいい、春らしい1品です。
花より団子…いえ、桜をいっそう彩るためのお花見おやつ。ぜひこの時期につくってみてくださいね。
いちご・桜・抹茶!春らんまんな素材で作ろう
【材料】3人分
・桜寒天:桜の塩漬け20g、水1カップ、粉寒天2g、グラニュー糖5g
・白玉:白玉粉100g、抹茶3g、水50ml、いちご(正味)50g
・トッピング:バニラアイスクリーム・いちご・桜の塩漬け各適宜
いちごはこの時期に出てくる小さめのサイズがおすすめです。大きないちごの場合、中までしっかり赤いものを選んでください。
トッピングは、あんこやホイップクリーム、杏などをお好みで加えると、より豪華な仕上がりに。
調理スタート!
1)桜寒天をつくる。水1カップと粉寒天、グラニュー糖を小鍋に入れて火にかけ、よく混ぜる。沸騰したら弱火にし、さらに1分ほど煮てから容器に注ぐ。
→寒天は沸騰させ、きちんと溶かしましょう。
2)桜の塩漬けはたっぷりの水を入れたボウルに入れ、そのまま3分ほど置く。手でやさしく桜を振り、塩を落とす。花びらのみを摘み、1の上に散らし、冷蔵庫で冷やす。
→長い時間水に漬けておくと、桜の風味も飛んでしまうので、気をつけてください。
3)白玉をつくる。いちごをボウルに入れ、フォークでつぶす。ある程度水分が出たら、白玉粉50gを加え、手でよくこねる。ひと口大に丸め、中央を少しくぼませる。
→水分が足りない場合は、水を少しずつ加えて調整してください。全体がしっとりするまでよく手でこねましょう。白玉粉のダマが残っていると、口あたりが悪くなります。
4)残りの白玉粉と抹茶をボウルに入れ、水1/4カップを加え、手でよくこねる。ひと口大に丸め、中央を少しくぼませる。熱湯に入れ、浮きあがったら1分ほどそのまま茹でてから冷水に取る。
→抹茶の色が移ることもあるので、いちご白玉→抹茶白玉の順に茹でましょう。
5)桜寒天が固まったら容器から取り出し、まな板の上に取り出し、食べやすい大きさに切る。
→ここでは8㎝×13㎝のタッパーを使用しました。
6) 器に桜寒天、抹茶白玉、いちご白玉、バニラアイスを盛り合わせる。
→黒蜜やはちみつなどをかけてもいいですが、下で紹介する抹茶蜜がおすすめです。簡単に出来るので、こちらもぜひお試しくださいね。
ほろ苦さおいしい!「抹茶蜜」
寒天やアイスクリームとの相性が抜群によい、抹茶蜜。濃厚でとろりとした、大人の味わいです。
グラニュー糖大さじ1と1/2と、抹茶小さじ1/3を混ぜます。そこに熱湯大さじ1と1/2を加え、よく合わせます。冷蔵庫で冷やすと、とろみが出ます。