みなさん「豆腐料理」はお好きですか?
私は、昔から豆腐料理が大好き。そして、豆腐料理を愛してやまない私のとっておきが、今回紹介する黒川温泉街の絶品豆腐料理のお店「とうふ吉祥」です。綺麗な水で作られた豆腐を食べれば、温泉に浸かってツヤツヤになったお肌が、内側からもますます美しく輝くかもしれません。
(Text&Photo/荒武幸恵)
「とうふ吉祥」は黒川温泉街の人気豆腐料理店
「とうふ吉祥」は黒川温泉街にたたずむ、創業60年以上にもなる豆腐専門店です。
昔ながらの製法にこだわる老舗で、国産大豆と黒川の源流水、天然のにがりで仕込む豆腐は、黒川温泉の湯治客に大人気。がっしりとしたみかけでありながら、口に含むと大豆の甘みが広がる繊細な味わいが楽しめる、と、もっぱらの評判です。
黒川温泉の湯巡りの途中に立ち寄るには最適の立地でもあり、古民家を改装した風情ある建物は、温泉街にもしっくりと馴染みます。
店内も、落ち着いた雰囲気でとてもくつろげます。やはり和風の食事を楽しむなら、畳にかぎりますよね。そしてなんと、各テーブルには囲炉裏もあるのです。
まずは見た目で楽しむ。一番人気の梅定食
私は今回、松・竹・梅と三種類ある中から、「とうふ吉祥」一番人気の梅定食をいただきました。
運ばれて来てまず驚くのは、お料理の品数の多さ。まさに、豆腐料理のフルコースといった雰囲気です。昔からこの地方で祝事・仏事で食されていた御膳を基本とした定食だそうで、そのせいか、なんだかお料理に「品」も感じられました。季節により少し内容が変わるそうです。
定食のメインは、夏は冷奴、冬は湯豆腐。囲炉裏は、湯豆腐を暖かいまま保つのにも使われるんです。湯豆腐は湯気まで写真に写りそうなくらい、本当にアツアツでした。
普通のお豆腐だけでなく、紫蘇のペーストが入った紫蘇豆腐もありましたよ。紫蘇の入ったお豆腐なんて、「とうふ吉祥」で初めて出会いました!
「とうふ吉祥」で絶品豆腐料理の数々を堪能
この日の梅定食のメニューは、なます、煮しめ、おからサラダ、きゅうりのお漬物、ぜぜ豆(煮豆)、呉汁、がんもどき、豆腐とこんにゃくの田楽、そして普通の木綿豆腐と紫蘇豆腐の湯豆腐と、なんと9種類。とっても豪華です。
なますは酢が効き過ぎず、身体にしみわたるようなやさしいお味。豆腐田楽とこんにゃくの田楽は焼き加減も程よく、上に乗った香ばしい味噌と相性ばっちりです。私の大好きながんもどきも味がよくしみていて、口の中いっぱいにじゅわっと染み込んだ汁の味が広がった時は、なんとも言えない幸せな気分になりました。
そして、ハイレベルな豆腐料理が揃う中でも私の一番のオススメは、紫蘇豆腐の湯豆腐です。
紫蘇の風味が広がるまろやかな口当たりに、適度な弾力。その素晴らしいバランスに、私はまさにトリコになってしまいました。
ご飯と湯豆腐はなんとお代わり無料なので、お腹のスペースが許す限り何個も何個も食べたくなってしまいます。「とうふ吉祥」のお豆腐のまろやかなお味の秘密は、やはり黒川のお水が澄んでいて綺麗だからでしょうか。
「とうふ吉祥」で、ココロもカラダも大満足の豆腐料理を
「とうふ吉祥」のお料理はどれも本当に丁寧に作られており、手作りの暖かみが感じられます。
良質のイソフラボンもたっぷり摂取出来て内側からもとことん綺麗になれますし、たくさん食べても太りにくい?!のも良いところ。まさにカラダが喜ぶお料理と言えるでしょう。
黒川温泉街に来たときは、入浴のあとにぜひ立ち寄ってみてください。綺麗な大人の女性を目指すあなたにオススメです。
とうふ吉祥【とうふきっしょう】
営業時間:10:00~17:00(L.O.)
定休日:不定休
Web:http://www.tofukissyou.com
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6618
おまけPHOTO
豆乳の入ったオリジナルの豆乳ソフトクリーム。
お店の外にある囲炉裏のスペースは絶好の撮影スポット。
オリジナルのお醤油も販売中。
店内のくつろげる雰囲気が本当に素敵。