岐阜県にある「世界文化遺産 白川郷」。一度は行ってみたいと思う、憧れの場所の一つですよね。
“やっぱり合掌作りの屋根にこんもりと雪が積もっている、冬だからこその絶景が見た~い”なぁんて思いながら白川郷についてリサーチしていると、冬のライトアップイベントが開催されるっていうじゃありませんか?!せっかく冬の白川郷に行くなら、ライトアップも見てみたい。ということで…
『白川郷に行くなら、今しかないでしょ!』
<INDEX>
1 「世界遺産 白川郷」ってどんなところ?
2 白川郷へのアクセスは?
3 2019年白川郷ライトアップの日程・混雑状況は?
4 服装はどんなものがおすすめ?
5 雪の白川郷はカメラが手放せなくなるほど、フォトジェニック
6 インスタ映えする、かわいいフォトスポットがいっぱい
7 ライトアップされた合掌造りは幻想的
8 白川郷のライトアップで、みんなに自慢できる一枚を
9 絶景と感動がいっぱいの「世界遺産 白川郷」へ行こう!
日本が世界に誇る「世界遺産 白川郷」ってどんなところ?
平成7年に世界文化遺産に登録された「白川郷・五箇山の合掌作り集落」は白川郷の萩町、五箇山の菅沼と相倉の3つの集落が対象となっています。中でも最も大きな集落がここ白川村の萩町。国内外から多くの観光客が訪れ、白川郷を代表するスポットです。
白川郷へのアクセスは?
私は長野県松本市から車で出発し、R158を通って高山方面~白川郷へ向かいました。所要時間は約3時間。
冬のこの道は除雪されているものの、行ったこの日はかなりの雪がありました。雪道になれている長野県民でさえも運転に気を付けないといけないぐらい、かなり滑りやすい状態でした。車で行かれる際はスタッドレスタイヤ・タイヤチェーン等、しっかりと冬の装備をして向かいましょう。
ちなみに東京方面からなら、こんな感じ。
【電車&バスでアクセス】
東海道新幹線を利用してJR名古屋駅へ。名古屋~白川郷まではバスで移動。またはJR名古屋駅からJR高山駅へ。その後白川郷へバス移動。所要時間は5時間弱。
【車でアクセス】
東名高速を利用するルートなら所要時間約6時間。中央自動車~長野道を利用するルートなら所要時間約5時間半。
ちょっと遠いですが、わざわざ行くだけの価値はありますよ!詳しいアクセスは白川郷役場HPでご確認ください。
2019年白川郷ライトアップの日程・混雑状況は?
2019年の白川郷のライトアップは6日間。場所は白川村の萩町集落です。今年から事前予約制になったので、行かれる方は注意してくださいね。
私が2018年に行った日はライトアップを一目見ようと訪れる国内外からの観光客の方々で賑わい、多くの方がツアーバスを利用していました。
※詳しくはライトアップサイトHPをご覧ください。
寒~い冬の白川郷。服装はどんなものがおすすめ?
寒~い冬の白川郷…日中でも冬の気温は0℃以下、というのは日常茶飯事。
特にライトアップ時期はぐぐ~んと気温が下がります。寒い日はマイナス10℃なんていう日も?
冬の白川郷にいくならば、ダウンなどの防寒着(防水・防風もあればベスト)にマフラー・帽子・手袋・スノーブーツはマストアイテムです。
上下のインナーにもしっかりヒートテックにフリースなども着て、使い捨てのカイロも体や足元に忍ばせておけば寒さ対策はバッチリですよ。また山沿いは夜になると雪が降る事も多いので、傘やレインコートがあると良いかもしれません。
冬に強い長野県民の私、ガツンとしっかり防寒対策してきたので雪なんかへっちゃら。せっかくなので、どのくらい雪が積もっているかと思い新雪に入ってみる事にしました!
「おおーーーーっ!こんなに雪があるとは、さすが豪雪地帯。」
ちょっと油断して入ったら、腰まで埋もれちゃいました。なお歩道は雪かきや圧雪がされているので、ここまでの雪はないのでご安心ください。ただ、雪道はそれなりに滑りますので万全の準備を。
という訳で、雪に埋もれた時にも防水加工のウエアや、スノーブーツは役立ちます。ご参考までに(笑)
雪の白川郷はカメラが手放せなくなるほど、フォトジェニック!
この日はちょうど寒波が来て雪もたっぷり。そうそう、この風景こそ「ザ・白川郷」って感じですよね。
こういう合掌作りの茅葺き屋根に、雪がこんもりと乗った風景が見たかったんです。こちらは江戸時代の家屋で国の重要文化財「和田家」。この白川郷だけが、時間が止まってしまったかのようですよね。
水田に映り込む“逆さ合掌”は、まさにフォトジェニック。集落を散策しているとこんな場面を色々な所で見つけることができますので、日中はお気に入りのスポットをチェックしておきましょう。
メイン通りからちょっと外れて、10分程歩くとみつかる“三つ子の合掌作り”ここはよくポスターなどにも使われているフォトスポット。建物の前は足跡一つもなく、厳冬な雰囲気を醸し出しています。
「三つ子の合掌作りって、なんかかわいい響きだわ~」なんて思いながら、インスタ映えしそうな雰囲気の写真をパチリ。
ちょっとレトロな感じに加工してみたりして、早速その場でアップしちゃいました。
白川郷にはインスタ映えする、かわいいフォトスポットがいっぱい!
お店の前でカラフルな雪だるまを発見!きゃ、かわいい。
ここにも“三つ子”?!の雪だるま。雪だるまの前にちょうど座れるようになっていて、インスタ映えしそうな写真も撮れちゃいます。
軽トラックに乗っている所もなんか好き。この雪だるまは、全部地元の方々が作っているそうなんです。こうしたおもてなしの心が嬉しいですね。そういえば大人になってから、雪だるま作ったりしていないなぁ。
こちらも壁のかかし達がユニークな、人気の写真撮影スポットです。なんだかかわいいスポットがいっぱいで、外の気温は寒いのに私のテンションは上がりっぱなしです。子供の頃に戻って、いっぱい雪遊びしたくなっちゃいますね。
ライトアップされた合掌造りは幻想的。昔話の世界にタイムスリップしたかのよう。
ライトアップの時間になると、ガラッと雰囲気が変わり幻想的な風景に。合掌作りの家を照らすライトと雪のコントラストが際立ち、水田に映り込む姿も美しくまさに絶景。さすが日本が誇る世界文化遺産 白川郷。
「あぁ、やっぱり来てよかった。」
外から見ると合掌作りの窓からもれる光が、とっても暖かく感じられます。
なんだか日本昔話の世界にタイムスリップしたかのようで、優しそうなおじいちゃんおばあちゃんが住んでいそう!と思ったり。「雪女」や「鶴の恩返し」の実写版を見ているようでもあります。
フォトジェニックな白川郷のライトアップで、みんなに自慢できる一枚を。
全国的にも珍しい、茅葺き屋根の寺院「明善寺」の入口には、とっても立派な鐘楼門があります。ここは2017~2018年NHKの“ゆく年くる年”の中継場所にもなったそうですよ。そういえば私、年越しにだいぶ酔っぱらっていたけどこんな風景を見たような気がします。
「あっ、月が出てきた!」と大急ぎでパチリ。ほんの一瞬だったんですが、月明かりがさらにライトアップを盛り上げてくれた気がしました。
どこを切り取っても絵になる白川郷のライトアップ。もはや寒さも忘れて写真を撮るのに夢中になってしまいます。日本に今でもこんな景色があったなんて、まさに感動的。
冬しか見られない絶景と感動がいっぱいの「世界遺産 白川郷」へ行こう!
一生に一度は見ておきたい、と思ってやってきた「白川郷のライトアップ」。友達に行ってきたと話すと「えー私も行ってみたかった!」って、口を揃えてうらやましがられました。
岐阜県の山奥にひっそりとたたずむ「世界遺産の白川郷」は移動時間もかかるため、決して簡単に行ける場所とは言えません。でも時間をかけて行っただけの価値は十分あり、その景色に感動すること間違いありません。
白川郷はライトアップイベント以外の時期に行っても十分に楽しめます。魅力いっぱいの「世界遺産 白川郷」。次回は合掌作りのお宿に泊まってゆっくりと過ごしてみたいなぁ。
※記事内の写真は、2018年に訪れた時のものです
白川郷観光協会【しらかわごうかんこうきょうかい】
Web:http://shirakawa-go.gr.jp/
住所:岐阜県大野郡白川村荻町1086 白川郷バスターミナル内
おまけPHOTO
やっぱり食べたい飛騨牛コロッケ(250円)サクサク揚げたて。白川郷にはたくさんのお店があるので立ち寄って、散策しながらの食べ歩きも楽しい。
飛騨牛の牛串(500円)ジューシーなあの飛騨牛がお手頃に食べられます。
飛騨牛まん(450円)甘酒(250円)寒~い日にはやっぱり甘酒。うーん、温まります。
国の重要文化財「和田家」を見学。屋根裏はこんな作り、釘を一本も使わずに丈夫な縄だけで屋根が固定されています。この屋根があれだけの雪から人々の暮らしを守っていると思うと、先人たちの知恵に脱帽です。
白川村では養蚕業が盛んに行われていて、屋根裏が仕事部屋だったそうです。
お土産物屋さんで見つけた、ゆるすぎる白川郷のマスコット「ニュウニュウ」茅葺き屋根の材料を手に持ったカマで取り込みながら成長するらしい(笑)