ハードな仕事が続いているときに限って、プライベートでもイラつくことが起きる。でも女性って、なんだかんだ言いながら無理して乗り越えちゃうものなんですよね。しかし、ここで事件発生。仕事もプライベートのお悩みもひと段落ついた頃、ふと鏡を見たら、なんと以前よりお顔のシワが増えているじゃありませんか!ちょっと心とカラダを休ませなくっちゃ!!
そんな時、私の脳裏に浮かんだのが五島列島の中通島にある「五島列島リゾートホテル マルゲリータ」。日本の西の果て、美しい自然とキリシタンの歴史が息づく小さな祈りの島で、何もかも忘れて、ただただのんびりしたい。そうしたら、お顔のシワも消えるかもしれない!? そんな幻想を抱きながら、一人で長崎港から五島行きの船に飛び乗ったのでした。
吸い込まれそうな五島ブルーがお出迎え
長崎から高速船で約90分。五島列島の港に着いてふ~っと深呼吸すると、島の澄み切った空気で体が満たされていきます。海はただどこまでもどこまでも青く、島のあちこちには小さな教会の十字架の景色。島に着いてからまだそんなに経っていないのに、お迎えの車からの景色に、張りつめていた心がほどけていきます。写真は上五島屈指の蛤浜海水浴場。遠浅のビーチに吸い込まれそうです。
そんな景色のなかを北上すること30分。ふいに現れるのが、白亜のおしゃれな建物。目的地のマルゲリータです。“マルゲリータ”とはイタリア語で“マーガレット”。春には白い可憐なマーガレットの花がホテル周辺を埋め尽くします。
大きな窓の外に、上五島の海と空が広がるロビー
ホテルに入ってすぐが、私のお気に入りの場所。このロビーです。大きな窓から上五島の空と海が広がります。思わず立ち尽くす私に「こちらの窓からは朝陽が、反対側の窓からは夕陽が望めます。どちらも美しいですよ」と絶妙なタイミングで語りかけてくれるマルゲリータのホテルスタッフの出過ぎず引き過ぎずのスマートなサービスも、やっぱりまたここに来てよかったと心から思える理由のひとつです。
正直に言いますね。こののんびりした自然に囲まれた島に、ここまでクオリティの高い可愛いホテルがあることに、最初来た時には本当に心の底から驚いたものです。
五島列島リゾートホテル マルゲリータの新鮮素材を使った料理
私がマルゲリータを何度も訪れる理由のひとつが、新鮮素材を使った料理。五島の海の幸は新鮮で最高であることは言うまでもないのですが、これもぜひ食べて欲しいなと思う料理が、「五島牛のビステッカ」。
五島のミネラル分をいっぱい含んだ牧草を食べてのびのびと育つ牛たちは、とっても健康、だからお肉も上質。その上質のお肉を素焼きにして、肉本来の味を楽しむのが、この料理。上品なスパイスと、バルサミコ酢をベースにしたあっさりめのソースでいただくのですが、柔らかくて美味しくて、どんどん食べられちゃいます(お値段もすごく可愛い!)。
それに、ワインがすっごく合うんです。この日は赤のイタリアワインをチョイス。自然のパワーがそのまま体にぐいぐい入って来て、食べながら元気になっていくのを実感!
部屋に戻った私、上質のベッドやリネン、高級感あふれるアメニティに囲まれて質の高い睡眠(爆睡)をとり、天然温泉で朝日を浴びました。
旅に出ても、何となく体の一部は開放されきれてないような堅苦しさがあったけど、今回、五島列島のマルゲリータでは体の芯からくつろげました。また、必ず来よう。
鏡の中をのぞいたら、少しキレイになった自分が…!
(Text/河村規子)
五島列島リゾートホテル マルゲリータ
【ごとうれっとうりぞーとほてる まるげりーた】
CHECK IN/OUT:15:00/10:00
電話:0959-55-3100
Web: http://www.margherita-resort.jp/
住所:長崎県南松浦郡新上五島町小串郷1074
おまけPHOTO
シンプル&クラシカルで、ここで一生過ごしたくなる五島列島・マルゲリータのお部屋
温泉のあとは、サンライズ・サンセットビューのテラスでリラックス
ホテル1階にあるレストラン「空と海の十字架」の客船をイメージした店内
レストラン横のショップには、マーガレットの可愛いイラストがデザインされたお土産がいっぱい。ソルトやキャンディ、バッグなどのほか、おしゃれなマドレーヌまで!