こんにちは、フードコーディネーターの渡部和泉です。
『manimani cafe 旅するレシピ』では、日本各地の「おいしい!」を、作りやすくアレンジしたレシピとともにご紹介します。見れば思わず作りたくなる、簡単でかわいくって、もちろんおいしい、ご当地レシピ。全国を食べ歩く旅気分で、ゆるりとお楽しみくださいね。
石垣島のウチナーごはん 「ゴーヤチャンプルー定食」
『manimani cafe』第2回目のメニューは、ゴーヤチャンプルー。沖縄県民が大好きな、定番おかずです。
暑い季節は暑い土地のごはんで、元気をつける。実はこれ、とても理にかなったことなんです。ゴーヤも豆腐も、身体から余分な熱を出してくれる食材。それにパワーをつける豚肉をあわせれば、元気いっぱい! 夏バテなんて寄りつきません♪
夏はつい冷たいものや麺類に流されがちだけど、きちんと食べて、しっかり寝る。石垣のウチナーがいつもニコニコ元気なのは、これを守っているからかもしれませんね。
調味料はしょうゆと塩だけ。 かつおぶしで旨みアップ!
素材の味をいかすため、味付けはシンプルに。かつおぶしを加えることで、グッと旨みがでます。
【材料】2人分
・ゴーヤ1/2本
・木綿豆腐1/2丁
・豚薄切り肉100g
・卵1個
・しょうゆ大さじ2/3
・かつおぶし1袋
・塩・サラダ油各適宜
下準備をしましょう
1.豆腐は水分を切ります。キッチンペーパーで包んでバットにのせ、もう1枚バットを重ねて軽く重石をのせます。
2.卵は割りほぐします。
調理スタート!
1.ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで種とワタをとり、4㎜幅に切る。
→苦みが気になる場合、塩少々をふってもみこんだり、サッと塩茹ですると苦みがやわらぎます。
2.フライパンに油を熱し、手で大きめにちぎった豆腐を並べ強火にかけ、両面に焼き色がついたら一旦皿に取り出す。
→豆腐はしっかり水切りしておかないと、炒める時に油がはねたり、崩れたりしてしまいます。
3.同じフライパンに油を足し、豚肉を炒める。5割ほど火が通ったらゴーヤと塩少々を加え、炒める。
→ゴーヤを塩茹でした場合は、豚肉に完全に火が通ってから加えます。
4.ゴーヤがしんなりしたら卵液をまわし入れ、豆腐を戻し入れる。ザッと混ぜ、かつおぶしの半量としょうゆを加える。
→しょうゆは鍋肌から加えると、香ばしさUP!
5.残りのかつおぶしをふりかけ、お皿によそう。
→豆腐の焼き色を見せて盛り付けると、食欲が出ます♪
付け合わせにはサッパリおかずを
市販の味付きもずくに、角切りにした長芋をあえ、針生姜をのせるだけ。長芋のかわりにきゅうりやタコを加えてもおいしいですよ。あとはごはんとお刺身をちょこっと添えれば、石垣のウチナー定食が完成!
さあ、召しあがれ!
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おまけTOPICS
どっしりとして大らかな、沖縄の伝統的な焼きもの、やちむん。
大胆な筆づかいと、美しい藍色や土色からは、豊かな自然美を感じます。
どんな食材も受け入れる懐深さがあり、和洋問わず、日常的に使えるのも魅力です。
現地には工房も多くあるので、自分にぴったりくるやちむんを探しに出かけるのも、いいですね♪