銀座、というといわば東京のど真ん中。そんな東京の中心で名古屋名物・小倉トーストが楽しめると知ったら、皆さん驚くでしょうか。歌舞伎座の裏路地にひっそりたたずむ「カフェ634」で、今とあるモーニングメニューがじわりじわりと人気を集めています。
朝ごはんは何てことのない日常に幸せをプラスしてくれる
毎日、仕事にプライベートに忙しくしていると、つい朝ごはんっておざなりになりませんか? 適当に済ませたり、食べなかったり…。でも、出勤前や休日の朝、旅のスタートとしておいしい朝ごはんを食べに行くだけで、何だか一日前向きに過ごせるのも事実。
東京に数多くあるお店の中から、とっておきの朝ごはんを紹介する本連載。第二回は銀座にある「カフェ634」。“何てことのない日常にちょっとした幸せをプラスできることを目指して”というコンセプトのもと、手作りにこだわったお料理、一杯一杯ていねいに淹れるコーヒー、すっと背筋が伸びる落ち着いた空間が魅力的なお店です。
こちらのお店で絶対に食べてほしいのが朝9時〜11時限定の「角食トーストwith小倉あん・バター」です。
カフェ634 のさくさく小倉トーストは朝にぴったり
もしかすると、はじめましての方はトーストの見た目に驚くかもしれません。く、黒い!と。全粒粉のライ麦と黒糖を使用しているトーストは、さくさくっと口あたり軽やか。「食欲があまりないなあ」なんて日にもおすすめです。一口ほおばるごとに黒糖のほのかな甘さが口の中にふわっと広がります。
あん×バター×トーストの組み合わせが最強
北海道産のつぶあんと、たっぷりバターの至福。もう、このフォルムにうっとりです。
あんのやわらかい甘さとバターの塩加減、さくさくトーストが口の中で合わさって、甘じょっぱいハーモニー。パンをほおばる手が止まりません!
朝から小倉トースト、と耳にすると「朝ごはんにしてはちょっと重いかな?」と思われるかもしれません。でもご安心を。トーストのさくさく感と程よい甘さのあんバターに誘われて、ぺろりと食べられます。
こうして思い返しながら文章を書いていると、早くもまた食べたくなってきた…。明日の朝、食べに行こうかな。
カフェ634 ではコーヒーとサラダも楽しんで
「カフェ634」の小倉トーストには、フレンチプレスで淹れたコーヒーを合わせるのがおすすめ。ほのかに苦味が香るコーヒーは体を気持ちよく目覚めさせてくれます。「できるだけバランスの良い食事を食べてほしい」という店主の想いから、サラダが添えられているのもうれしいポイント。
そしてトーストとコーヒーがセットになって550円と、ほぼワンコイン。東京の朝ごはんって結構いいお値段しますよね。その点、「カフェ634」は銀座という立地にもかかわらず、毎日通える価格帯なのもありがたいです。
「カフェ634」で1日の良いスタートを切ろう
朝日がたっぷり入る店内でとびっきりおいしい小倉トーストを食べる。もう、ココロもおなかも満たされること間違いなし、ですよね。さあ、明日の朝は早起きして銀座の「カフェ634」へ。きっといつもの一日がちょっと幸せな一日に変わるはず。
cafe634【かふぇむさし】
営業時間:平日9:00~18:00 土曜日11:30~17:00
定休日:日曜日、祝日、第1・3土曜日
Web:http://www.cafe634.net/
住所:東京都中央区銀座3-12-7
おまけPHOTO
日比谷線・都営浅草線の東銀座駅から徒歩1分の「カフェ634」。銀座駅からももちろん歩ける距離です。
白と黒を基調にした店内。そのシンプルな空間にふっと一息つけます。
ふと目をやった先だって、絵になります。
「カフェ634」は器にもこだわりが。今回の食器はイイホシユミコさんのもの。
朝9時半に焼きあがる日替わりマフィンも人気です。
店内には店主の想いが。ぜひ実際に足を運んで確かめてみて。